比内地鶏は硬い?

比内地鶏

秋田県知事が秋田の特産品である比内地鶏に対して、
ネガティブなニュアンスで「比内地鶏は硬い」と発言(失言)したことが話題になったことがあります。

2022年の夏に大雨があり比内地鶏の鶏舎が水没するなど大きな被害を受けた時のこと。
ニュースでは大館、北秋田、上小阿仁の2市1村で計15000羽以上が死んだとのことで
生産者が支援を求めに県知事のもとを訪れた時の発言だそうです。

自分が知事をしている県の長年の特産品への発言としても意図が不明すぎますし、
大雨でショックを受けつつも前に進もうとして支援を求めてにきた県民である生産者への発言としても1mmも理解できませんし、
なんだか色々と思うところがあるニュースでした。


さて、
僕個人的としては、
比内地鶏はポジティブに「弾力がある」と言えると考えています。
そもそも弾力がある肉質が売りですからね。
そしてその弾力を楽しみつつゆっくりよく噛み、噛めば噛むほど美味しい肉の旨味を楽しむものなのかなと思います。

ただし比内地鶏を扱っているなかで
焼くのがとても難しいとも感じていまして、
下手に火入れすると本当に悪い意味で「硬く」なることもあるのではないかなと思います。
さらには、冷凍して扱ってるお店なんかではもっと火入れの難易度は上がると推測されます。

例えば、
スーパーにて冷凍された比内地鶏を自宅に買って帰り、
乱暴に解凍して、
乱暴に火入れすると
ガッチガチになることもあるのではないかなと思います。
(ポジティブに「弾力がある」なんて、口がさけても言えないレベルで硬くなるかなと。)

そういう調理をされた比内地鶏ばかりを食べていると「硬い」という印象になるのかもしれないですね。。。

まずは生で仕入れて、丁寧に焼いて、焼き立てを食べれば
「弾力がある!」「噛むほど旨味が!」という感想になるかなと思いますので
まずはちゃんとしたお店で食べてみてほしいなあ、、、なんて思います。

鳥天狗でも比内地鶏は生の状態で仕入れています。
知事、まだ「硬い」という考えのままであればぜひ一度お食事に来てみてくださいね。
秋田県の比内地鶏は素晴らしいですよ!!

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